2、30代は美容師さん泣かせの剛毛だった。とにかく量が多くて真っ黒でたわしのように硬い髪だった。朝起きるといつも爆発していて、とかして形を整えるのに手こずった。思い通りにならない髪の毛が嫌でしょうがなく、ふわっと猫っ毛で茶色い髪の友人が女らしく見えて羨ましかった。

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それが、女性ホルモンが減ってきたとおぼしき40歳を過ぎたころから、急に髪のコシがなくなった。だんだん髪が柔らかくなり、美容師さんからも「扱いやすくなりましたね」と言われるようになった。そしてプチ更年期を迎え、体の体温調節がしにくくなり、室内で急に大汗をかくようになった頃、今度は抜け毛が始まった。

職場の同僚から、「背中が抜け毛だらけだよ」と言われて気がついた。風呂場の排水口に抜け毛が黒く渦を巻くようになった。さらに白髪「わっ」と驚くほどに増えた。仕方がないのでせっせとヘナで茶色く染めるようになった。1ヶ月に1回の毛染めが、2週間に1回、1週間に1回になった。

気がつくと、すっかり髪の量が減り、コシがなくなって茶色く柔らかくなった私の髪。若い頃の理想の髪になっていた。でも、今あの多くて黒くて硬くて元気な髪こそが、若くて活力の象徴だったんだなと懐かしくてたまらない。

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